アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
新入生歓迎会。4
-
梓side
話し声が聞こえてきて目が覚めた。
「何してるの〜?」
寝起きでふわふわした頭で、
俺の手を握っている双子ちゃんに聞く。
「「僕たち、鬼なんですよ」」
初めは何の話分からなかったが、
今日が、新入生歓迎会である事を思い出し
凄い後悔に襲われた。
「マジか…。まぁ、双子ちゃんならいいや」
「明日一日、僕たちのこと避けないでくださいね?」
「そうですよ!ちゃんと罰ゲーム受けてくださいね?」
そう、この行事には罰ゲームがある。
捕まった次の日に、捕まえた人の言う事を
なんでも聞かないといけない。
軽いやつがいいな。
また、捕まえられなかった鬼たちは
男子は女装、女子は男装をする。
双子ちゃんの女装見てみたかった
俺の後悔の理由はまさにこれだった。
双子ちゃんの女装をからかってやるつもりだったのだ。
「「明日、楽しみですねっ!」」
「お、おう」
本当、油断しなければ良かった。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
10 / 426