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友達になろうよ! 1
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梓side
冬休みも終わり、学校に来る日も残りわずか
そんな、ある日の午後。
蛍が難しい顔で席に座っていた。
「お〜い、蛍?そんな難しい顔して、どうした〜?」
「ん?なんだ、アズか」
「"なんだ"って酷くねっ?」
あまりにも思いつめているので
ちょっと、笑えてくる。
最近、蛍には仲良くしている後輩がいる。
「それで、どうしたの?まぁ、蛍のことだし、また姫ちゃんの事で悩んでるんでしょ〜?」
「雪に、友達をつくってあげようと思ってさ…」
ほら、やっぱりね。
俺が姫ちゃんと呼ぶ雪と言う子は
蛍と付き合っている。
蛍から聞いたわけではないが
二人を見ていれば分かる。
雰囲気がふわふわして甘々なのだ。
ー例えるならば、淡いピンク色のわたあめのようにー
「それなら、知り合いの双子ちゃん紹介しようか?」
「いいのか?頼む。アズも紹介しないとな。明日の放課後雪のバイト先のカフェでどうだ?」
「りょ〜か〜い!明日、双子ちゃんと寄り道して帰る予定だったし、ちょうど良かったね〜」
部活が休みなので、双子ちゃんと
甘いものを食べに行く約束があった。
双子ちゃんにも、本当の友達を作ってあげたいし
ちょうど、よくタイミングがあったなぁ…。
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