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美術部。5
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玲side
先輩は過去の話をすると、
静かに涙を流し、ゆっくりと目を閉じる。
「先輩…」
「優しい…」
「ごめん…。ちょっと一人に…」
そんな事を、悲しそうな顔で言う先輩を
僕も、零ちゃんも一人にすることは出来なかった。
「「大丈夫、僕たちがいるから」」
「ありがと…」
先輩は泣き疲れたのか
それとも、受け入れられて安心したのか
静かに眠りについた。
帰り道。
先輩は、話せて良かったと
とびきりの笑顔を見せ、家に帰っていった。
「良かったね、零ちゃん」
「そうだね、玲くん」
また、先輩との距離が縮まった。
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