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ホテルで…。3
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梓side
初めて会う人だからか、二人して俺の後ろに隠れている
いくら俺の背が高くて、二人が小さい言っても、
流石に二人は隠れられない。
玲は、性格上自分より相手を優先するので
零よりも、玲のが相手から見えている。
「ありがとうございます。二人とも恥ずかしがり屋なんで
少し離れてもらえますか?」
「そうなんだ…。ごめんね。知らなくて、怖がらせちゃったかな…?」
「そうみたいだね〜。兄さん、俺たちはこの辺で戻ろ?」
そう言って部屋に戻るのを見送ると
二人は、俺の後ろにから出て来て横に並ぶ。
「あんまり怖い人じゃなかった…」
「うん。零ちゃん大丈夫?」
「玲君こそ、大丈夫だった?」
俺を挟んでお互いに心配し合っているのが可愛くて
二人の頭をワシャワシャっと撫でると
零は頭を抑えて、玲は少し不機嫌そうにして
俺のことを見上げて言った。
「髪の毛くしゃくしゃになった!」
「わしゃわしゃしないで!」
ぷくっと頬を膨らませる仕草にキュンとする
適当になだめながら夕食を済ませた。
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