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長い夜。2
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秋乃side
白の体には薄くなりつつある傷が
いくつもあった。
そのほとんどが切り傷だ。
痛々しいなぁ…
背中から左腹部にかけて大きな火傷もある。
きっと熱いお湯をかけられたのだろう。
これ、明らかに商品だな。
痛めつけられているが、意図的に
傷が残らないように配慮されているのがわかる。
それに、抵抗しないように調教済みだ。
堪んないなぁ…。もっと、壊れろ…。
そんな事を思った。白の表情が見なくなり顔を上げると
その顔は、欲情しながらも気持ち悪いと訴えてくる。
今日はここまでか…
「ちょっと待ってろ」
ここでは吐かれては困る。
そう思い洗面器を取りに行く。
「ここに吐け」
白はよっぽど辛かったのか、すぐに吐いた。
しかし、吐き出されるものは胃液だけ。
何も食べていないようだった。
「白、何も食べてないの?」
『食べてない…です……』
そう口が動く。せっかく手に入れたのに
こんなに早くに死なれてしまっては、元も子もない。
ご飯を作るためにリビングに連れていく
『ここは…?』
「リビングだよ?ご飯作るから、テレビでも見ててね〜」
そう言い残して、キッチンへ行く。
あの様子じゃロクに食事もしていないのだろう。
お粥にするか。
卵の入ったお粥を作る。
テレビの音が聞こてこないことに
若干の違和感を感じながら…。
白は、不思議そうにお粥を食べている。
きっと、初めて食べたのだろう。
あ、風呂入れないと。
「白〜、お風呂入ろっか」
『わ、かりました…』
チッ。面倒だなぁ。風呂で何したんだよ
完全にトラウトになってんじゃん。
お風呂と聞いて怖がっている
お風呂がトラウトになると入れるときに大変なのだ。
「大丈夫だからね〜。さっ、行くよ〜」
この後、白と二人でお風呂に入った。
家のお風呂は一般の家庭よりもかなり広い。
だから、余裕で入ることができた。
「白、今日はもう寝よっか〜。おやすみ〜」
『はい。おやすみなさい』
もちろん、これは白が寝るまでの演技。
この後、仕事が二つ入っている。
首輪と鎖あったかなぁ…
机の引き出しに合った首輪に
鎖をつけてベットの端につなげる。
これから仕事とか、ふざけんなよ…。
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