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長い夜。3
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冬生side
柔らかいご飯を食べたあと、お風呂に入れさせられた。
正直、お風呂は好きじゃない。
水に顔を沈められて凄く苦しいし、冷たいから…
うぅっ…、傷痛い…。
お風呂から出て服を着終わると、
黒は "もう寝よっか" と言われ眠る演技をする。
寝てる間に何かされたりしないよね…?
耳が聞こえないから物音で起きることはまず無い。
しかし、その分人の気配に敏感だ。
黒は僕が寝たと思ったのか、鎖で繋いで
部屋を出て行った。
また来るのかな…
殺して欲しかったのに、僕はまだこうして生きている。
今すぐにでも死にたいと思っているのに、
ここに生きていることに、
心の何処かで、安心している自分自信がいる。
黒はいつか殺してくれるかな…。
そう思いながら僕は
夢の世界の中に意識を落としていった。
このあと、黒が戻って来るまで数時間。
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