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明るい所。1
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秋乃side
白を抱っこして、警察署の中に入る
入り口を抜けた所で
夏にぃに電話して、迎えに来てもらう。
「急にどないしたん?…あ〜、例の子かい?」
「そうだよ〜、可愛いでしょ?」
白は、ギュッと僕の服を掴み
どうしたらいいのか
分からないと言った表情で僕を見る
「ほら、白。自己紹介してみて〜」
『え〜と、し、白井、冬生…、です』
「上手、上手。偉いね〜」
優しく頭を撫でてあげると
ビクッ と少し体が跳ねた後で
ふっ と力が抜ける。
「偉いなぁ〜。自分、桜庭 夏弥や。宜しゅうな」
『…ペコッ』
まだ少し緊張するようで、たどたどしい。
夏にぃに案内してもらうかたちで
中に入れてもらい、仕事場の椅子に座られてもらう
「冬っち、飴ちゃん舐めるか?」
『…黒、飴ちゃんってなに?』
「白は、飴舐めたことない?」
『うん』
夏にぃは、カルピス味の飴をくれて
白は不思議そうに見つめていた
「ほら、あ〜んっ」
『あ〜、……!』
包み紙を開けて、口の中に入れてあげると
しばらくして、キラキラと目が輝く。
「美味し〜?」
『うん!』
夏にぃは、後少しで仕事が終わるらしく
飴だけ渡して仕事を戻り
二人で飴を舐めながら待っていた。
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