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明るい所。3
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秋乃side
車に乗っていると、膝の上にいる白が
段々と青白い顔になっていき、
気持ち悪いのか、ふるふると震える。
「夏にぃ、車止めてくれる〜?」
「ん?あぁ、ちょっと待ってなぁ」
近くのコンビニで車を止めてもらうと
白と一緒に外に出る。
下におろしてあげると立てずにふらっとよろめく。
「おわっ…、だ、大丈夫?」
『気持ち悪い…』
「白、深呼吸してみて…、ね?」
しばらくそうしていると、
段々と回復して来たのか落ち着いて来た。
「冬っち、大丈夫なん?」
「うん。大丈夫そうだよ〜」
コンビニで水を買って来てくれた夏にぃに
お礼を言って、白に水をあげると
ペットボトルを知らないらしく、手に持ったまま固まった
「白、貸してみて〜。ほら、こうするだよ?」
『…あっ………』
「…ん?…あぁ、ほらっ…」
ペットボトルの蓋を開けて渡すと
こっちに差し出しながら、口を開けて待っている。
仕方なく、口移しで飲ませてあげると
白はゆっくりと飲み込んで、コホッと噎せた。
「白、また車乗れる?」
『うん』
それから二、三分すると
夏にぃの住んでいる家に着き
家の中にあげてもらった。
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