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繰り返す日々。3
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冬生side
黒は、彼の話を聞いて眉を顰めた。
どうやら、良くない事が起きたらしい。
「ん〜、今日は日が悪いね」
「悪いなせっかく来てくれたのに」
「いや、大丈夫。出直すよ」
「あぁ、頼む」
そう言った彼は、僕を見ると
少し微笑んで頭をぐしゃっと撫でて
奥へと向かって歩いて行った。
「白、帰ろっか。何か食べてく〜?」
「…うん」
何故か先程感じた怖さがなくなり
少し、彼のことを知りたくなったのだった。
「くろ…、抱っこ…」
「…白はまだ軽いね。いっぱい食べなきゃね」
軽々と僕のことを抱っこした黒は
それでも、少しだけ嬉しそうに笑っていた。
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