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繰り返す日々。4
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秋乃side
白を抱き上げると、前よりも少し重たく
ようやく増えて来た体重に嬉しくなる。
お昼何処で食べようなか〜
少し歩くと古風な喫茶店があったので
入ってみることにした。
「いらっしゃいませ」
店の中も落ち着いた雰囲気で
優しそうなマスターと思われる人が出迎えてくれる
白も、興味があるみたいで
キョロキョロと辺りを見渡していた。
「白、なに食べたい〜?」
「……これ、がいい」
席に座りメニューを見ると、
その種類の豊富さと多さに あっ と驚かされる。
白が選んだのはグラタンだった。
僕もクリームパスタを頼み出来上がるのを待つ。
「…くろ、あれなに…?」
「ん〜?あ〜、メダカだね」
「め、だか…?」
喫茶店の中にある棚の上に置かれた水槽に
赤メダカが数十匹ほど泳いでいて
白は不思議そうに長い間水槽の中を眺めていた。
「白〜、そろそろ座ろう?」
そう言いながら、白の肩をトントンと
優しく叩いて振り向かせる。
「うん」
声をかけて椅子に座らせると
タイミング良く料理が運ばれてくる。
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