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幼き日… (番外編) 1
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秋乃side
幼い頃から、僕はずっと一人だった。
施設で育ったが、友達も居らず
施設にいた大人の人にも相手にされなかった。
存在しているのに、まるでそこに自分は
存在していないようにさえ思えた。
「お、なか、すいた……」
ご飯もあまり与えてもらえなかった。
何がいけないのか分からなかった。
それでも、決定的な何かが他の人とは違っていた。
「今日からあなたの家族です」
引き取り手が見つかって僕にも帰る所が出来た。
しかし、所詮嫌われ者の僕だ。
すぐに捨てられた。
初めから都合のいい夢だったのかもしれない。
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