アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
夜遊び 4
-
冬生side
じっと待っていると、
黒が冷まし方を教えてくれたので
真似してみたら、
何故か、夏弥しゃんに笑われてしまった。
「ふ〜ふ〜、ってするんだよ〜」
「ふーふー」
「ふはっ…、ふーふー言ってるだけじゃ冷めへんで〜
アキ、氷持ってきて〜。すぐ冷めるで」
氷を取りに行くと、立ち上がった黒の後ろを
ちょこちょこ とついて行くけど、
黒は反応してくれなくて寂しくなる。
服の裾を掴んで引っ張られると、
頭を撫で撫でしてくれて、抱っこもしてくれた。
機嫌が良くなった僕は、ギューと抱きいた。
「戻ってきたか。ほら、これで飲めるで?」
「夏弥しゃん。ありがと、ございます」
夏弥しゃんにお礼を言ってから
飲んでみると、ふわふわ〜と、口いっぱいに
甘い味が広がって、心もあったかくなる。
「白、この後何する〜?」
「お絵描きするのっ!」
そう言うと、二人共優しい笑顔を浮かべて
僕を真ん中にして机の前に座った。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
83 / 292