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雨降る朝 7
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秋乃side
黒パーカーの子は突然、白の兄さんの名前を呼んだ。
資料では確認した名前なので間違いないだろう
しかし、問題は "何故それを知っているのか" だ。
「何故それを知っている」
念のために隠し刀を取り出せるようにして
黒パーカーの子に話し掛ける。
「何故…? 愚問だな」
「愚問?どういう意味?」
「そのままの意味さ。冬都、冬生、伝言だ。"次は一緒に" だそうだ。それじゃ、また何処かで…」
そう言って立ち去ろうとしたので、
春人に目配せをして、捉えさせるように指示した。
しかし、彼は予想以上に強くて
春人の部下達を一瞬にして無効化にしてしまった。
尾行もつけたが、すぐに巻かれたようだ
「クロ。あとはお前に任せる」
「あぁ、分かった」
そう言うと、春佳に連絡を入れ
やられた奴らを見せたが、見事に皆無傷だった。
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