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海に行こう! 1
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冬生side
朝、眼が覚めると黒が横で眠っていた。
昨日は遅くまで仕事をしていたのか
黒の目の下にクマが出来ているのを見つけた。
起こさないようにベッドを抜け出して
下に降りて、キッチンに立つ。
時々教えてもらいながら料理をしていた。
そのため、ある程度は作れるようになっていた。
「…ふぁ…、おはよ〜…」
「お、はよ。お粥、作ったの」
体調が悪いときに食べるといいと言っていたから
黒のためにお粥を作って出してみると、
黒はキョトンとした顔で僕のことを見てくる。
そのまま近づいてくると、
僕のおでこに手を当ててから首をコテっと横に倒した
「熱…、あるわけじゃないんだ…。白、気持ち悪い?
それとも、何処か具合悪いの?大丈夫そ?」
「大丈夫だよ?」
何故心配されているのか分からなくて
僕もキョトンとしてしまっていた。
「そぉ?なら良いけど…。なんでお粥作ったの?」
「黒、体調悪いの。良くなる」
「…ぼくが?」
すると、何を思ったのか鏡を見て戻ってきた。
その後で "体調が悪いわけじゃないから大丈夫だよ〜"
と、いつもの調子で僕に言った。
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