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海に行こう! 4
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冬生side
黒に連れられて "うみ" に来た。
ずっと部屋の中にいて、
最近になって外に出るようになった僕には
初めての遠出の外出だった。
電車と言うものに乗って行くと言ってたけど、
人が多くて、それになんだか見られている気がして
気持ち悪くなってしまった。
「大丈夫〜?」
「…うん」
途中で降りて、駅の外に出る。
黒は、何か悩みながら歩いているみたいだった。
「あれ?黒ちゃん、どうしたの?」
「あ、駒木さん」
車がいっぱい止まっているところで、
知らない人に話しかけられた。
どうやら、黒とは知り合いみたいで話をしている。
隣には誰か乗っていて、ワクワクしているように見えた。
近づくと、隣の子が丸いものを持っていて嬉しそうだった
なんだろうと思っていると、急に黒に頭を撫でられた
「どこか遊びに行くところ?」
「はい、海に行く予定です」
「奇遇だね!同じ所っぽいし乗ってきなよ」
よく分からないけど、二人の車に乗せてもらって
海に遊びに行く事になったみたいだ。
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