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カフェ 3
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そろそろいい感じの時間になるのでお会計をして寮に戻る本当はこんなにたくさん寮から出るのはいけないらしい…何で僕たちは出れるのかなと、疑問に思って聞いて見ると秘密と結構黒い笑顔で言われた……。
寮までの道をみんなでゆったりと歩いている。ふわっと吹いた風が僕たちの間を縫って吹き抜けていく…
「嗚呼、こう言うのいいね…」
「平和を感じるよね」
「うん。そろそろ何か起きそうで怖いな…」
無意識に話した言葉は僕の口から出た言葉とは思えないほどに低く、温度がなかった…。
雪にぃも同じ事を思っていたようで、そんな時に鳴り響く電話の着信音は不吉で、面倒な事が起きた事を伝えている
警告音にも聞こえたのは僕だけではないだろう…。
「……はい、分かりました」
「雪にぃ…?」
「冬生が心配することは無いよ?大丈夫」
「分かった…」
雪にぃの顔は笑ったつもりなのだろう…。実際には笑えてなかった…唇の端が微妙に引き攣ってしまっている。
僕は大きな事が無ければいいなとぼんやりと思うことしか出来なかったのだ…。
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