アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
自己紹介 -6-
-
「お前のこと、俺の好きにしていいんだよな?」
声を低くして俺自身が言ったことを復唱すると、興本の目に熱がこもる。
興本は手早く俺を裸にすると、少し立ち上がっている俺の性器の根元をきつくネクタイで結んだ。
「あっ、やだ…、それ、や…っあ…っ」
この先の苦痛を想像して思わず嫌がる言葉が出てしまった。
けれど興本はそれを聞かなかったことにして、俺をベッドの上に俯せにさせた。
興本の手によって腰だけを上げさせられ、俺の尻孔は興本の目の前にさらされる。
興本の息が後ろの穴にかかったのを感じたのと同時に、1階から母さんの呼ぶ声が聞こえた。
「直登ー! お風呂沸いたわよー!」
返事ができずにいる俺に興本は体を起こして、意地悪そうに笑う。
「だってよ。先に入ってこいよ」
期待していた反面、中途半端に投げ出されてひどく疲れた。服を着直すこともしないで、ふらふらと部屋を出る。
だから興本がどんなふうに俺のことを見ていたかなんてことは、全く気付くはずもなかった。
俺は風呂から出るとパジャマを着て部屋に戻った。
興本に叱られるかと思ったが、興本は何も言わなかった。
それから交代するように風呂へと向かい、興本が出ると、部屋へ戻る間もなく母さんに食事の用意ができたからとリビングに呼ばれた。
性器を輪ゴムで縛られたまま、パジャマの下はパンツを履いていない。
輪ゴムは部屋に戻った時に興本の手で再度縛られ、パンツはその時に脱がされたまま履かせてもらえなかった。
母さんの前で不自然でないように振舞えているのか、俺は気が気ではなかった。
「興本くんはこれが好きだったわよね。いっぱい作ったから遠慮なく食べてね♪」
そう言ってテーブルの中央に置かれたのがポテトサラダだった。
そんなこと言ってたかな、と俺が思うも、興本は素直に嬉しそうな顔を浮かべた。
作った笑みではなくて、自然と顔が綻んでいるような表情だったから、きっと母さんの記憶の方が正しいんだろう。
少し悔しいが、嬉しそうな興本を見るのは俺も嬉しい。
向かい合わせに座る俺に、テーブルの下で興本の足がぐりぐりと俺の下半身を遊ぶ。
母さんに対しては行儀よく食べているように見せて、その裏で俺を弄んでる興本に俺は何も言えず、むしろ口を開けば出してはいけない声も出てしまいそうで、ただひたすらに食べることに集中した。
だから俺はずっと無言で、母さんと興本が話すのを聞いているだけ。母さんはそんな俺を不満そうに見てくるが、俺は視線だけを受け止めて、結局食べ終わるまで顔を上げられなかった。
「今日も美味かったです。ごちそうさまでした」
「お粗末様でした。わたしも美味しそうに食べてくれて嬉しいわ~」
「…ごちそうさま」
「直登ももうちょっと会話に参加しなさい? せっかく一緒にご飯食べてるのに」
ぐりぐりと興本の足の指が俺の股間を刺激する。やめてほしいのに、そう言えないもどかしさで俺は更に俯いた。
「もう眠いのか? 上に行こうか、井瀬」
その興本の一声で母さんの不満は止まり、俺たちは立ち上がって2階へと上がった。
「やっと遊べるな」
部屋に戻るなり、興本は心底楽しそうに囁いた。
どんな表情で俺を見ているのだろうと、俯いていた顔を上げると、遮るように興本が覆い被さってきた。
「んんっ…ふ…ぅ…ンッ」
口を塞がれ、容赦なく舌で口内を攻められる。
後頭部に回された大きな手は俺の頭を固定し、逃げ場を作らせないかのようだった。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
13 / 114