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トライアングル -11-
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「あ、は、あん.、や、あぁ…んあっ」
もうどれくらいの時間が経っているのだろうか。
イクことを許されないまま尻の穴はトロトロに蕩けきっていて、ヒクヒクとモノ欲しそうに興本の指を締め付けている。
それなのに興本は自らの服を脱ぐこともせずに、ただひたすらにキスを降らせて愛撫だけを繰り返す。
俺は髪の先から指の爪先まで、興本の口づけを受けていた。
「ひぐ…うぅ…おきもと…、おきもとぉ…、もう…おねがい…」
ちゅぱちゅぱと乳首を吸う興本の頭に手を置いて髪を掻き混ぜながら懇願するも、興本は聞き入れてくれない。それどころか、胸に新しいキスマークを付けだす始末だ。
縛られてもいないのに俺のモノはだらだらと透明な液体を流すだけで、痛いほどに硬くなっている。まじで何の拷問かと泣きそうになる。ていうかもう泣いている。マジ泣きだ。
「泣いている井瀬も可愛い。まじ癒される」
鬼がいる。目の前にいるのは興本の皮を被った鬼畜だ。
ていうか興本のちんこも完勃だった。興本だってつらいはずなのに、なんでそんなに余裕なんだ。
興本は俺の右足を持ちあげて、足の甲に触れるだけのキスをすると、足の裏をべろりと舐めた。汚いからやめろと泣いて止めたのに、足の指の間まで丹念に舐めていくのは今日だけで2回目だ。既に左足は興本の唾液でべたべたに舐められている。
「舐められるの好き? 指、すげぇ締め付けてる」
ぢゅぷぢゅぷ。唾液を含ませた口に俺の足の指が咥えられる。正直エロすぎて、視覚的に興奮するのは事実だ。
でも別に足を舐められるのが好きってことじゃない。興本にはどうかそれを分かってほしい。俺の口からは喘ぎ声しか出ないから、弁解の余地もないのだけれど。
「なんれぇ…おきもとぉ…、ぅあ…はぅっん…、ひぁあっ」
ほしい。ほしい。ほしい。
けれど興本は飽きもせずに俺の体を舐めるだけ。穴に入れるのは指だけだ。
涙目で見上げる興本は楽しそうに俺の足をしゃぶっている。なんで足なんだ。足フェチか。
「は…かわいすぎ…。そんな顔されると入れたくなる」
「ひぅっ…入れて、入れてよ…興本ぉ…」
「だめだって。もっと可愛い顔見せて」
「や…も…ぉ…、おれ、かわいくな…」
「可愛いよ。食べたいくらい可愛い。もう食っちゃってるけどな。全然足りない」
それからまた唇が重なって、俺は求めるままに興本に抱き着いた。
腰に当たる興本のソレをなぞれば、叱るように手を離された。まだダメらしい。
もうやだ。イキたい。イキたい。イキたい。
イキたいのに、興本がシてくれないと、俺は自らイクことすらできないんだ。
「んあ…はぁ…。おきもと…おきもと…も、いきたい…いかせて…おねがい」
お願い。お願い。興本。俺まじで限界なんだって。
念じるように興本を見つめれば、ようやく指を抜いてくれた。しょうがないな、って興本の目が笑っている。
「じゃあ井瀬が入れて。自分で動いて」
興本が俺の腕を引いて体を起こす。長時間の愛撫で腑抜けになった俺の体はすっぽりと興本の腕の中に納まった。
興本の胸に寄りかかりながら、無心でベルトを外す。
チャックの中から取り出した興本のソレは、思った通りの硬さで反り上がっていて、俺と同じように既に濡れていた。
「興本…も、硬い…」
なんでこんなになるまで放っておけるんだ? ちらりと興本を見上げれば、唇を啄むようにキスをされた。なんだか誤魔化されたような気がしないでもない。
とりあえず力の入らない足に無理矢理力を入れて腰を浮かせる。興本の手が俺の腰を支えてくれたので、俺はそれに合わせてゆっくりと腰を落とした。緩んだ穴に硬いソレが入っていく。
「あ…んぅ…っ」
自らの体重で深くまで入っていく途中、腰が揺れてイイ場所にソレの先が当たった。
「…っあ、は、ああっ」
その瞬間、はち切れんばかりだった俺のオレが曝射した。
白濁が興本の服にかかる。
「あは、汚しちゃったなぁ」
笑いながら興本は腰を下から突き上げて、俺はしがみつくしかなかった。
動いて、と言ったのは興本なのに。結局俺は喘がされるだけだった。
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