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お仕置き -2-
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「思い出さない? それとも覚えてない?」
服の上から丹念にお湯を当ててくれる興本は楽しそうに尋ねてくる。
「な…何、が…?」
「ここに来るの。あれから1年くらい経ったかなぁ」
どうやらこの部屋へ来たのは直近で1年前のことらしい。
俺の記憶はうっすらとぼやけているようで何も見えない霧の中のようだ。
何も答えられずにいると、俺が何も覚えていないことを悟ったらしい興本は、小さく「そっか。その方が良いかもな」と呟いた。
シャツもパンツもずぶ濡れになった俺は、ようやくそこで服を脱がしてもらうことになった。
お湯を止めて、濡れて重たくなった衣服を興本の手で脱がされていく。下着まで手をかけられたときは流石に焦ったが、興本の「今更だろ」の一言で俺は抗う術を無くした。
興本自身もささっと服を脱ぎ捨て、二人して生まれたままの姿になる。相変わらず興本の体は程よい筋肉で締まっていてカッコイイ。うっすらと割れている腹筋は羨ましい限りである。
「はい。後ろ向いて」
裸になった興本は再びシャワーを手に取って俺の体をくるりと回転させる。壁に手をつかせて腰を引き寄せられた。図らずもお尻を突き出した格好になって、ようやく俺は洗浄の意味を知った。
「まっ、待って! おれじぶんでやるから!」
「はあ? 何言ってんの? 井瀬は何もシたらダメだよ」
言うや否や、穴を広げられてそこに思い切りシャワーを当てられた。
汚物を無理矢理出された後の俺はぐったりと力も入らず、興本に抱えられて浴槽を出た。言葉の通り、お姫様抱っこの状態で浴室を出たのである。
床に散らばった布団の上にバスタオルを広げ、その上に寝かされる。
力の抜けた俺の体は興本の動かすとおりに足を広げられ、洗浄と同時に解された穴に興本の太くて長い指がするりと入る。
「んぁ…っ」
トロトロと潤滑油で濡らされたそこは、ぐちゅぐちゅと水音を立てている。興本の指が中のイイ所を掠めるたびに、俺のペニスは立ち上がって悦んでいる。
「あんっ、やっ、あっあっあっ」
興本の指がズボズボとピストンを繰り返すたびに、そのリズムに答えるように俺の声が意識する間もなく出てしまう。
女の様に喘ぐのは俺自身嫌で仕方がないのだが、声を抑える方が興本の機嫌を損ねることを知っているので、俺は口を開けたままでいるしかない。
「かわい…。涎垂れっぱなし」
興本は指を激しく動かしながら、口の端から立てる俺の唾液をぺろりと舐めとる。その刹那、俺は思わず穴をきゅっと締めてしまった。
「あ…ふあっ…あんっ」
それに気を良くしたのか、興本の手つきが激しいものから優しく緩やかなものに変わった。
そしてすっと指を抜くと、今度はひんやりとした冷たい物が俺の穴に挿入される。思っていたものとは違う感覚に、興本の方へやっていた視線を自分の下半身へと移した。
「えっ、なんで…?」
そこから見えたのは、卑猥な形をしたシリコンの機械で、興本の手によって俺の穴はそれを難なく飲みこんでいる。
「やだっ興本っ、これ、あぅん…っ」
「井瀬にこれは初めてだったかな? お仕置きなんだから、ヤダとか言ってもダメだよ」
「おきもとっ…、おきもとぉ…」
ぐいぐいと押し込んでくる興本の手を止めようと腕を掴むが、疲れ切っている俺の体に力は入らず、ただ添えるだけの様になってしまった。
「泣いちゃったね。かーわい」
目尻に浮かぶ涙を舐めた興本は、そのまま顔中にキスを降らせる。
目元を舐められた後は頬を舌が這い、時折ちゅっちゅっとわざとらしい音を立てて吸い上げたりする。そして額や鼻や顎に口づけていき、唇を舐めた後、その舌が鼻の穴にまで入ってきた。
「ふ…んぅ…」
くすぐったくていやいやと首を振ればすぐに舌は鼻の穴から出ていったが、すぐにまたキスは続けられて、今度はようやく口の中に舌を入れてくれた。
口内で絡まる舌の感覚に俺はなけなしの力を込めて興本の首へと腕を回した。
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