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土曜日
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「玲音、またここの公式の使い方間違えてる」
「え〜〜…もうこの使い方でいいだろ〜……」
ノートの上にぐでっと頭を突っ伏す玲音
結局俺達は1時過ぎに起きてしまって
遅めの昼飯を食べ人に教えると自分も分かるように
なるからと俺は玲音に勉強を教え始めた
「お前中心で世界は回ってねんだよアホ」
「うるせぇこの鬼が。」
「んだとこら」
「ゆうは勉強になると鬼になんだよ。自分で気づけっ」
くらえっと投げられたのは消しゴム
まったく使われてないのか、それは今開けられたかのように綺麗だった
「……………お前さ、ほんとに勉強してないんだな」
「うん?しても意味無いし」
あきれて物も言えない俺を余所目に携帯ゲームを始める
「次数学欠点とっても知らないからな」
「大丈夫〜それは無いから。だってかなちゃん俺のこと好きだからさ〜」
かなちゃんは俺達の数学科の先生ですごく可愛いと男女共に人気のある男の先生
「どこからその自信が湧いてくんだよ…」
「なんとなく?かなちゃん俺見る時の目が違うからね〜」
玲音の観察力はすごい
前にいじめの現場を見ていないのに、いじめている子に白状させいじめられている子を守ったことがある
どうして分かったか聞くと、見てたらわかるよ?と当たり前のように言われた
あいつは人間じゃないんじゃないかと時々思う
「もう俺疲れたから寝るわ〜」
ごろっとベッドに入りすぐに寝息をたてはじめた
「あ、ちょ……はえーな……」
こいつの観察力を活かして神喰のストーカー辞めさせようと思ったのに…
また今度言おう
玲音につられて俺も眠ってしまった
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