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「……ぅ…ょぶなの、ゅうり、悠莉!」
「ーっは!ぁ、はぁ、はぁ……か、ぁさん、お、れ。」
またあの夢を見た。
「悠莉、大丈夫よ、ここには私たちしかいないわ。
母さんと父さんだけよ。」
「はぁ、っそう…だよね…ごめん母さん、もう大丈夫。」
母さんが俺を安心させるように優しく微笑みながら、背中を撫でてくれる。
「無理しないでね?あなたは私たちの宝物なんだから。
…もう朝ごはん用意してあるから、落ち着いたら降りておいで。」
「うん、分かった。」
母さん、ありがとう。
母さん、……ごめんね。
あの夢を見る度に俺は自分のことが嫌になるんだ。
1つ、また1つ自分の心が黒くなっていくんだ。
…いつか真っ黒になったら俺はどうなっちゃうのかな。
「…なんてね。」
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