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みんなで飲み会へ来て食事が来てみんなで食べている頃、光岡隼人はマスクの隙間からたまーに食べている。
「あははーみっちゃんそんなに顔見られたくない?❤︎ まあそんなこともあるよ❤︎ あっでもどんな顔しているかは知りたいな〜❤︎」
いやあなたも良く知っている人ですよと言いたいくらいだ。
椿はヒヤヒヤとさせられるばかりで正直言って心臓にあまり良くない。
「美香ちゃん! いっそ無理やりとっちゃえば〜?」
すごく顔を真っ赤にしながら酔っている監督が面白半分で言ってきた。
だんだん七瀬美香も酔ってきたのか面白そうに参戦しようとしてる。
「いやーそれはちょっと…」
「別に誰だっていいじゃないですか。 バレたくなさそうなのでやめてあげたらどうなんですか。」
と物凄いオーラで相沢明弘は監督たちを黙らせた。
「おー、ありがとうございます。」
「…」
随分と気まずい雰囲気になってしまった。
「相沢明弘さん。もしかして俺のこと気づいています?」
と光岡隼人が言った。
椿は軽く驚き相沢明弘を見た。
「知ってますよ。」
「いつから知ってんだ?」
「最初から。」
「わー、さすが。感が優れている。」
…
「えっだれ?❤︎」
と七瀬美香は相沢明弘に近づいて聞く。
「美香さんがよく知っている人ですよ。」
と名前呼びで言うもんだからつい心が痛くなった。
美香さん…か。多分七瀬美香が強引に言ったんだとは思ったけどやっぱり椿にはどうしても嫌だった。
「椿さん! 大丈夫ですか? ボーっとして。気が抜けすぎですよ。」
と笑いかけてくれるがマスクとサングラスで見えない。
その瞬間七瀬美香がサングラスとマスクを高速で取った。
「監督!❤︎マスクとサングラスを…と…り…ま…し…
えええええええ❤︎!!」
「おっどんな顔…って、えええ!!隼人くんじゃないか!」
「みっちゃんって光岡さんのことだったんですか?」
スタッフもイケメンと驚いていた顔を変えて、美形と美人達が勢揃いとニヤニヤしている。
「椿くん。どこでこいつ連れてきた?
お前は… どうやってこの男二人を釣ったんだーーーー!」
と相沢明弘と光岡隼人を指差して叫んだ。
「なかなか俺でも難しいのに… うっうっ俺がかわいそうじゃないか…」
と監督がそんなこと言うから椿は固まる。
「あの二人は魚じゃないんですから釣ったっておかしくないですか?」と聞くと…
「しかもそんなこと言っちゃって椿くんは純粋だあああーーー!」
監督はお酒のせいかいつもより感情が激しい。
「ほんとっ」
と光岡隼人がくくっと笑う。
「じゃあどう言う意味ですか?」
とちょっとムキになって聞き返す。
周りに聞こえないように耳元で「教えてあげようか?」
と言ってきた。
「やめたらどうなんですか。」
と強く睨んで相沢明弘は言うから光岡隼人も流石に
「こわっ」っと言って酒を飲んだ。
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