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正直言ってとてもびっくりした。
秋原椿から突然電話がかかってきて自分と付き合っている演技を相沢明弘の前でして欲しいと言われたからだ。
それについては嬉しく思ったが同時に秋原椿は彼が好きだと自覚をしたことがわかってしまった。
多分椿は彼をこれ以上好きにはなりたくないのだろうと思う…
それでも椿を手に入れるのは自分だと光岡隼人は手を握りしめた。
相沢明弘とは俳優として人気を争っている仲だ。
でも彼はそんなのには全く興味がない。
最初、秋原椿は雑誌で見たりドラマで見かけたりする人物だった。
彼は綺麗で美しい存在だった。それから彼に片思いをしてCMという接点ができたことに少し浮かれていた。
実際に彼を見るともっと好きな気持ちが大きくなった。
椿と呼び捨てをしても良くなった。相沢明弘の前では自分の恋人だと嘘でも言えることに笑みを浮かべる。
「はあ〜 どうやったら恋って叶うんやろうなぁ。」
と言葉を理解できない犬に問いかける。
「ワン!」と無邪気になくその姿は今の自分にはとても眩しかった。
光岡隼人はたくさんの女に囲まれ常にエリートな人生を送っていたがまさか人に惚れるとここまで違うのかと痛感した。
「っくそ!」
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