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「椿さんなんか話し込んでいますけど大丈夫なんですかね❤︎」と七瀬美香は軽く椿を見ながら相沢明弘と監督に言う。
「まあ綺麗な人にはいろいろあるっしょ!
じゃあ次美香ちゃん、君一人だけのシーンを撮っていくから!」
「はーい❤︎」
と返事をしてメイクアップをしてくれる人がメイクを整えたりしてくれる。
相沢明弘は本当は七瀬美香には一切好意を抱いていないが大人の付き合いというもので話は普通にするぐらいだ。
でも自分からは必要以外は話しかけない。
それとさっきから椿と電話しているその人物とはあまり仲が良くなく、相沢明弘は仕事以外一切関わらない。
椿がその人物と親しげに話している様子を黙って見るとなんだかそこから目を逸らしたく気がした。
秋原椿が他人に弱みを見せないのは見ていて知っているがその椿が悲しそうに感情を左右されている様子をみると心がどこか痛かった。
「じゃあ慰めて…」
と辛そうな顔をしながら言った彼を見たらなんとも言えない感情になった。
人には常に無関心で無欲でなんでも手に入ってきた相沢明弘には自分の中の気持ちが信じられなかった。
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