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-31- 光岡隼人と秋原椿
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椿は光岡隼人の家に連れてこられた。
「お邪魔します…」
「ははっ律儀やなぁ」
「椿。シャワー浴びてきな。それか今なら辞めてやるよ。」
「…いえ、借ります。」
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椿はシャワーに入って涙を流した。
「っ…」
絶対に涙を人前では流さなかったのに相沢明弘の前では泣いてしまい、今まで無感情にして演じていた自分が壊れていく感じがした。
さっきの相沢明弘に触れたところが熱くて同時にそれが苦しい。
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「…浴びました。」
「… じゃあ入ってくるからもう一回考え直しといてな。」
「…」
相沢明弘を思う気持ちを忘れたい…
彼に触れられたところも…
恋とは何とも幸せで満たされるようで苦しくて切なくて悲しいものなんだろう…
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ガチャッ
さすがに人気俳優の風呂上がりの色気は半端ない。
ゆっくりと息を吸う。
その野生的な目が初めて相沢明弘を見た時とどこか似ていると重ねて見てしまうから本当に自分は最低だと悲しい笑みがこぼれた。
椿もとても色っぽくて綺麗で魅力的な容姿を持っていて、男でも惚れるような美を持っている。そんな姿に光岡隼人は惚れてしまった。
「椿…」
とゆっくりベッドに押し倒される。
椿は体を強張らせてゆっくりと目を瞑った。
「椿…もしかして初めて?…」
「っ…」
「女とも?」
と驚いたように光岡隼人は聞いた。
椿はそれにゆっくりと頷いた。
「…そっか。そんなに怖がらなくてええよ。」
「っ…」
言われるまで気づかなかったけど体が震えていた。
光岡隼人はキスはせずゆっくりと椿の上の服を脱がせた。
「本当に綺麗やな。」
と言いながらゆっくりとキスを首にした。
彼の舌が肌を這うわせてピリッと痛みが走る。
自分のものだと跡をつけるようでそれは映画の中のワンシーンを切り取ったようなそんな色っぽさがある。
椿は体を震わせながら懸命に布団のシーツを握って強く目を瞑る。
「っ、っはぁ、…はっ…」
椿は怖くて息を苦しそうにしながら光岡隼人に身を任せる。
「…」
そんな悲しそうな椿を見て光岡隼人は優しく抱きしめる。
「っ!」
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