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-32- 光岡隼人と秋原椿
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必死に怖さを我慢していると椿を見ると光岡隼人は悲しく思った。自分が守ってあげられたらいいのに… 自分が椿が想っている相手だったらいいのにと…
「っはぁ…ぁっ…」
椿の肌に優しく触れて、刺激を与える。
「っ、ぁ、…」
椿が落ち着くまで愛撫をする。
その男とは思えないくらいの綺麗な声と体。
涙で潤んだ目が自分を写していた。
椿が、「…っくして。」と言った。それは小さな声で聞き取れなかったから光岡は聞き返した。
「なんて言った?」
「痛く、っしてっ…」
「!…」
「噛んで、跡つけて良いから… 、っ優しくされると苦しい。だったら痛いほうがマシだから…」
「… 平気か…?」
「あと、それと俺…身体が丈夫じゃなくて、その…
普通の人と違って、っ痛みが倍以上に痛く感じるんだ… だから俺が痛がってもあんま、っ気にしないで…」
震えながら、怖がりながら一生懸命伝えてくる椿を守ってやりたいと心から思った。
「わかった。数日跡が残るかも知れへんけど…大丈夫か?」
うんと頷いた椿に光岡は意を決して椿の肩や手に今までとは違う雰囲気で荒く、優しく噛み付いてキスしてく。
じわじわと痛みが広がる感覚と激し痛みを感じて身体の震えが一向に止まらない。
優しくされても、痛く激しくされてもきっと椿の心は満たされない。
「っああ、…、ぁっ、…」
苦しそうに高い声を上げる。
涙を流している椿を見ていると本当にとても痛そうだ。
それにそんなことをしている光岡自身も苦しい。
「あ、っ…、はぁ、ぁ、…」
これ以上椿には精神的にも肉体的にも苦痛を与えたくなくて光岡はやめた。
「っ、…」
気がつくと椿は痛みで気を失っていて荒く息をしながら目を瞑っていた。
その痛々しい姿に光岡隼人は瞳から涙を流した。
「… 大丈夫か?」と気を失って聞こえるはずがないのに優しく話しかける。
服を着せてあげてからベッドにそっと寝かせてあげた。
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