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まさかいきなりこんな事をされるとは思ってもいなかった相沢明弘は驚いた。
椿はどこか悲しそうで苦しそうで何かを制御しているように見えた。
一生懸命で経験が全くないことが一目でわかる。
そんな椿を一筋で遊んではいないと言う確信だけはある。
自分につけた痕を見ると彼が全く経験がないんだと知ってなぜか安心してしまう。
そんな椿を見ると可愛いと感じてしまった。
それと同時に椿が今、相沢明弘に見せている色っぽい表情。
澄んでいる黒い瞳から涙が溢れそうで、綺麗な透き通った肌がはだけた服から見える。
綺麗だと思うと同時に、こんな表情を光岡隼人に見せたのかと。
見せるのかと思うとどこかとても嫌な気分になる。
それは自分が潔癖症で不快に思うのとは何かが違った。
椿の肌を見ると多分、光男隼人が残したであろう跡がいくつかある。
椿の肌は白く、逆にその跡を目立たせる。
赤く、くっきりと残った噛み跡。
首元から下までのキスの痕。
相沢明弘は椿が光岡隼人に抱かれた事を考えると自分の中で黒い感情があることを知る。
何で今椿がこうやって迫ってきているのは明弘には全く理解ができなかった。
光岡隼人と椿は付き合っているはずなのになぜ椿は自分にこんな事をしたのだろうと疑問を抱いた。
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