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「明弘さんっ…ん、はぁ…」
「俺、出て行ったほうがいいですよね?」
そんなことない、むしろ側にいてほしいと懸命に首を少し横に動かす。
椿はこの行為が酷いことはわかっている。
優しい彼は自分には手を出さない。
気遣って側にはいてくれるけど彼がどうにもできるわけがない。
これを早く戻す方法は自分のを出すしかないから…
じゃあそれを自分でやるかといったらできない…
彼がやるかといったらありえない…
「っん、あっ、…きひろ…さんっ…」
「…はい。」
心配そうにしゃがんで聞いてくれる。
「ぁっ…はぁ、っ…ごめんな、さっ、い…」
本当は抱いて欲しいと思った。
でもそれは無理だろう… もちろん自分も彼もノーマルだ。そんな人間が好きでもない人とできるわけがない。しかも自分は光岡隼人と付き合っていることになっているからだ。
「っ…苦しい、っ、はぁ…」
明弘に嘘をついていることも、好きな人が目の前にいてこんな姿を見せているのも。
こんな自分は知らないと…
こんなにプライドを崩してお願いをする。
「助け、て…っん、ぁっ」
あれ、何でこんなこと言っているんだろう。
こんなふうに相手に心を許せるのは初めてで、相沢明弘は特別なんだと自覚する。
震える手で相沢明弘の血が流れている手をとって自分の口に引っ張って舐める。
「っ椿さん… そんなのはいいです…ほっておいてください。」
やはり痛いのか少し顔をしかめる。
心の中で謝りながら涙を流す。
今自分が出る精一杯の力で相沢明弘をベッドに引っ張る。
「んっ…ぁ、っはぁ、…はっ、」
やはり少しでも動かすとそれが快感になってしまう。
相沢明弘の上に乗って彼の手を自分の胸に寄せる。
変な声が出てしまっても恥ずかしいとか、今はそれどころじゃない。
「お願、いっ…ぁ、はぁ、…」
切羽詰まった椿を相沢明弘は見る。
そしてぎゅっと椿を抱きしめる。
「っ椿さん、すみません…」
明弘が何で謝るのかわからない。
そしたら急にベッドに押し倒されてキスされた。
「!!っ、んっ…!っ、」
クチュクチュといやらしい音が広い部屋に響き渡る。
「!…っん、はぁ、っは、んっ、!!」
初めての深いキスに椿は息ができない。
たまに漏れる甘い声と吐息。
「んっぁ…ぁっ…!」
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