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「椿さん、とりあえず今日はもう帰ります。急に邪魔して迷惑かけたかもしれないですけど話せて良かったです。」
「あのっ相沢さん…ってうわっ!」
「はい…っ…」
さっき陸が散らかしたであろういちごパックのプラスチックで滑って間違ってぶつかってしまった。
椿は相沢と顔と顔が近くになって驚いて固まる。
唇が少し触れ合うくらいの距離で互いに目が合う。
やっぱりかっこいい。
動揺する前に椿は相沢明弘に見惚れてしまう。
「椿さん。…」
驚く前にキスを優しくされて椿は動揺を隠せなかった。
「んっ…!…っはぁ…」
なんでそうされたのかはわからないけど椿はドキドキが止まらなかった。
「あんまり無防備になるなよ。」と鋭い目で笑いながら言われたからだ。
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あのあと椿は一人でずっと相沢明弘が帰った後も玄関で座ったままだった。
嘘でしょーと赤面をする。
さっき触れたところをもう一回確認するように自分で確かめる。
触れ合ったところが熱くて胸も熱い。
部屋を片付けながらもずっと相沢明弘のことを考えてしまうそしてさっきの顔が頭から離れられない。
そんなことをずっと繰り返していたらドアが急に相手要が入ってきた。
ガチャ
「えっ?か、要…」
「えっなんでそんな顔してんの?まさか明弘さんとなんかあったの?」
そう言われても正直者の椿は否定はしない。
「ていうか椿、人間らしくなったね。前はもっと無表情だったってそんなことより俺の好きな人だから変なことはしないように。たとえ椿が明弘さんを好きでも椿にひどい目に合わせてやるよ。」
「…それは、わかっています。」
「なんかムカつく。お前もうちょっと自分の立場をわきまえろ。俺のいうことは絶対。聞かなかったら酷い目にあう。で、俺には手出しは一切できない。わかってるでしょ?ていうか携帯忘れたから取りにきただけ。じゃあちゃんと覚えていてね。」
椿は早急の嵐のようにさっていった要に何も反論できずにいた。
「ちゃんとわかっているよ…要…」
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