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あーあ
嘘ついちゃった。
椿が光岡を好きだと嘘をついてしまったけど、もうこうなったら全力で椿から明弘さんを奪う。
ちょうど良かった、だって隼人さんが椿を好きなら何も問題ないし。
無理矢理付き合うってことにして逃げてきてしまったな。
明弘さんは正面から向き合ってくれる人だから何も俺のこと知らずには告白を断らないとは思う。
「頑張って可愛いところ見せなきゃね。
まあ椿は秋原誠也に縛られてるし、何か弱みを握られてるっぽいけどそんなのはいいや。
少しはあの親父にも感謝しなきゃね。」
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光岡は色々出回っている自分と椿の写真を見て予想外のことは起きたけど自分もそろそろ本気で明弘に対抗しようとしていた。
「やっぱり、綺麗な顔やな。」
椿の写真を見て少し切ない気持ちになる。
「椿…俺ならあんな顔させへんのに。」
明弘といるときの椿はたまに悲しそうな顔をしたり苦しそうだったり悩んでいる時が多い。
そんな表情を作っている原因が明弘だということもムカついていた。
でもそんな顔をさせることができるのも、椿を心から笑わせられるのも明弘だけなのは気づいていた。
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