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要と二人っきりの場所に移動する。
「んで、なに?」
急に要の低くなった声が響き渡る。
「…どうして、ずっと相沢さんと一緒にいるんですか?」
知りたいようで知りたくない…
「…ふうーん。それが聞きたいだけ?椿には関係ないことじゃん。」
「関係なくは…ない。」
「は?」
「関係なくはないですよね。」
「なんで?」
「だって俺も好きだからです。」
ドンッ
「っ」
要が足で強く椿の後ろにあったものを蹴るから大きな音がなった。
「今、なんて言った?」
「だから…好きだって言ったんです。」
「はぁ?
ありえない。
僕の恋協力はしないってこと?」
「…。」
「何それ…
でも、
残念でした。
俺、相沢さんと付き合ったから!」
ズキンッ
息を一瞬するのを忘れた。
嫌な予感がしていた理由は要が妙に自信満々だったことに違和感を持っていたからだと椿は知った。
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