アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
-104-
-
「明弘さーん!飲みますか?」
「いりません。それより酔っているんじゃないんですか?」
「そんなこと〜ない〜」
「それとベタベタ触るのやめてください。」
「嫌だもんね〜」
「良い加減にしてください。あんまりしつこいのも、ベタベタするのもやめてくれませんか?」
むやみに触れる要に対して明弘は嫌悪感を露わにしていた。
「…どうして?…何でダメなの?僕だから?じゃあこれが椿だったら良いの?椿ならベタベタしてもいいんだ?」
「…まあそうですね。」
「何それ…こんなにも似ているのに何が違うの?」
「…すみません。ですから、やっぱり付き合うのは…「僕と付き合わなかったら椿にひどいことしちゃうよ。」
「脅しですか?」
「うん、脅し。もう力尽くでも良いや。」
「秋原さんに酷いことしたら、俺、絶対に許せないと思います。」
そう言いながら相沢は初めて要に向けて笑顔を見せた。
「…っ…」
「もし要さんが秋原さんに何かをするんだとしたら、俺は全力で阻止します。」
「っ…明弘さんは本気で僕のことは好きには…」
「なれません。今ここで要さんに謝っても意味ないですよね…」
「…謝らないで。分かった。明弘さんの気持ちはよくわかりました。
…
じゃあ僕は頑張って二人をくっつけさせないように邪魔するね!」
明弘に向けて要は笑顔で言い返す。
「…はい。」
「今日だけは引き下がってあげる。でも明日からは邪魔するね!僕はたっくさん椿に嫌な思いさせる方法、知ってるもん!じゃね〜」
「…はい。」
明弘は要に心の中で謝った。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
105 / 563