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キスをしたふりをして、女優の絢香が感じているふりをする。
「俺の方が、絶対良いって言ったろ?」
「ええ、もういいわ…
あいつを忘れさせて、私をあなたのものにして…」
「ああ、…望み通りにしてやるよ。」
綺麗な椿の顔が笑って、服を脱いで押し倒す。
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一応このシーンはここで終わりだ。
「あ、お、オッケーです!」
周りがしばらく圧倒されていたのか、場が椿には気まずい。
陸はうんうんと頷いて流石だと笑う。
椿は服を整えてベッドから降りる。
相手の女優さんも服を着る。
「秋原さん、とっても演技が魅力的で綺麗でした〜」
そう言いながら顔を赤くする。
「ありがとうございます。」
笑顔で答えて陸の隣に座ってから一息つく。
しばらくカメラのチェックが終わってオーケーが貰えるまで待つ。
「椿、演技上手だったよ。俺まで赤くなっちゃうくらい。」
「そんなことないでしょ。」
「いいや、椿は自分の魅力に気づいてなさすぎなんだよ!」
「そうかな。」
「うん。」
「秋原さん、絢香さん!オーケーです!お疲れ様でしたー!」
「はい、お疲れ様でした。」
「お疲れ様でした。」
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「陸、次の仕事は?」
「次はCMの撮影だよ。」
「うんわかった。ありがとう。」
椿は少しさっきの撮影場所から少し遠いところに車で移動した。
「陸、ごめんね。車でいっぱい送ってもらっちゃって。」
「ううん、全然平気。」
今日の最後の仕事は夜11時までで、新しいブランドのメガネの撮影だ。
「はぁ…」
陸に気づかれないように息を吐いて窓を眺めながら仕事にちゃんと気持ちを入れた。
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