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お、お母様……?
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ほとんど力の入っていない手で鬼嶋の胸を押してもびくともしない
「そんな弱い抵抗じゃ普通に犯されるぞ?
こんな風に…」
『んっ…ぁ…ゃ…めろっ!!』
カッターシャツに手を入れてきた鬼嶋にこれからされる事を予想して身構えた瞬間
ガチャ
「やってるー?」
「『!?!?』」
二人揃って音がした方を振り返るとそこにはお盆にお茶を乗せて来た母さんの姿。
バッ
一瞬固まった俺達は我に返った瞬間
勢いよく離れた。
が…
「…あ、先生…と秋人が…………」
…ヤバイ!!!!
怒られる!!!!!
『いや、あの母さん…これh』
「きゃぁぁぁあ!!!
凄いじゃない!秋人にもやっと恋人が出来たのね!?」
………は?
『いや、あの、母さん…?』
「良いわよ!今のまま続けて!!!」
いやいやいやいや!!!!
『コイツは恋人なんかじゃねぇよ!!!!』
「え…?それじゃ、今秋人は襲われてたって事………?」
顔がみるみる青ざめている母さん
いや、誰も襲われたとは一言も………
『いや、俺も…一応…受け入れてたけども。』
「そうなの!?!?なら良いじゃない!!!!」
『良くない!!!!』
「フフッ♪それじゃ、お母さんは下に居るから楽しんでね♪」
ガチャ
………は?いや、えっと、……………楽しんでねって…?
「お、お前のお母さん凄いな」
母さんが去っていったドアを見つめながら鬼嶋が言った
『ハッ…当たり前だろ。
事故で父さんが亡くなってから女手ひとつでここまで育ててくれた俺の親だからな。
それより!!!!帰れよ!!!今すぐ!!!』
ぐでーんとしていた鬼嶋を無理矢理立たせてぐいぐいとドアの方に押していく
「分かった分かった…分かったから押すなよ秋人ちゃん♪」
『うるせぇっ!!!!秋人ちゃんって言うなっ』
ーキッチンー
「秋人が幸せになりますように。
あの記憶が戻りませんように。
鬼嶋先生、いい人そうだから、秋人の事大事にしてるってことが伝わってくるし…
本人達は気付いてないようだけど。
拓真兄さんみたいな人では無さそうだから。」
誰に言うわけでもなく呟かれた言葉は静かなキッチンに小さく響いていた。
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