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プロローグ
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「初めまして。知花(ちか)といいます。色々と面倒をかけると思いますが早く皆さんと仲良くなりたいです。宜しくお願いします。」
僕が眠気に耐えながら机に突っ伏していると、ふいに聞き慣れない声が聞こえて、思わず教壇の方に目を向ける。
―――そこには見慣れない人物がいた。
少し茶色がかった髪の毛に目鼻立ちの整った顔つき。そして、何よりも目を引く穏やかな微笑みだ。
僕は眠気も忘れて見つめてしまっていた。
「じゃあ、転校生の席はっと・・・ああ、そこが空いてるな。お前の席
は、優太(ゆうた)の隣だ。」
担任の先生が、急に僕の方を見ながら言うから戸惑ってしまう。
転校生は僕の戸惑いなど分かる訳もなく、躊躇する事なく堂々と僕の方へ歩み寄ってくる。
「宜しくね。優太くん。」
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