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ようこそ、異世界へ③
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僕は誠と知花が親しくしている事もあって、確かに知花を苦手だとは思っていたし、少なからず知花に対して嫉妬心も抱いていた。
それでも、知花を嫌いだとは思っていなかったし、少なくとも友達だとは思っていた。
しかし、今僕の目の前にいる知花は学校にいた頃の知花とは違う。見た目とかの問題ではなく、まるで別人のようだ。
「ど、どうして・・・そんな事を?」
「ああ・・・それは、いずれ分かるよ。それより、オレは優太くんに頼みたい事が二つあるんだ。」
「僕に頼みたい事!?」
「そう。そのために、わざわざ君達をこの世界に連れてきたんだ。まずは、君をオレの物にしたい。それと、もう一つ・・・ある人物を始末する手伝いをしてほしいんだ。詳しい事は優太くんがオレの仲間になってくれたら話すよ。」
あまりに唐突な知花の言葉を聞いて、僕は目を丸くして恐る恐る知花を見つめてしまう。
「さあ、どうする?想太くんと誠と離れ離れになるかどうかは・・・君の返答次第だよ。」
まるで、僕を脅迫しているかのような口調で楽しげに知花は僕へと尋ねてくる。
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