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再会①
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その後、知花と離れ離れになってしまった僕は、またしても見慣れない場所で倒れていた。
目を覚ました僕の目に飛び込んできたのは、先程のように真っ青な海ではなく、お世辞にも綺麗とは言えない小さな民家の集落だった。
辺りを見渡してみると、辛うじて墓場や畑があるが、墓場は墓石が倒れてボロボロになっているし、畑も本当に手入れされているのかと思うくらい雑草がボーボーに生い茂っている。
《そうだ、早く想太と誠を探さなくちゃ・・・》
流石に、一人は心細い。
体を起こしてから僕が決意して歩き出そうとした時だった。
「お、やっと起きたのか・・・ノロマ野郎。とっとと、こっちに来いよ。」
とても懐かしいが、僕にとって、二度と聞きたくないと思っていた声が聞こえてきた。
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