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襲撃①
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「うわぁ・・・これ、とても苦いですね。見た目は何となく甘そうなのに。」
そのチコリの実とやらを飲み込んだ途端に、口の中に強烈な苦味を感じて思わず顔をしかめてしまう。
「苦味を感じるのは最初だけだ・・・すぐに甘くなる。その内に頭痛も良くなるさ。」
「あ、あの・・・ありがとうございます。色々とお世話になっちゃって、すみませんでした。」
僕が坂本先生に礼を言うと、坂本先生は前の世界にいた時と同じ様に優しく頭を撫でてくれた。
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ーーーその日の夜のこと。
僕は昼間の頭痛が嘘のようになくなり、昨夜よりも少し早めに寝床についていた。
《やっぱり・・・坂本先生は良い人だ。チコリの実のおかげで頭痛もなくなったし、前に違和感を覚えたのは、きっと僕の気のせいだ・・・》
横になった後、そんなことを考えていると、いつの間にか眠りの世界へと誘われてしまった。
深い眠りの世界へと誘われていた僕が、ふと目を覚ますと違和感に気付く。体が動かない。まるで、金縛りのようだ。しかし、目は動かせるので今の状況を確認しようと辺りを見渡してみた。
すると、
坂本先生が僕の体の上に乗っかっていて、僕を押さえつけている事に、暫くしてから気付いた。
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