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「今日はすごいのが出品されるらしいな」
「あぁ、聞いたぞ!わしが競り落としてやる!」
「いーや、今日の目玉商品を手に入れるのはこの私です」
「まず今日の目玉商品って何よ〜?」
ザワザワと人々が騒めく此処は、ペリグレットの都心部に創設された世界で1番の規模を誇るオークション会場。
貴族の中でも上位の家系だけが入場を許され、出品される商品も上物ばかりだ。
今夜のオークションは100回目記念で、目玉商品は今までで1番希少なものだと噂が広がり、オークションが始まる20時に合わせ、各国の王や貴族がぞろぞろと集まってきた。
ーーそして、20時。
記念すべき100回目のヒューマンオークションが開催された。
「さて皆様、大変長らくお待たせいたしました。これよりペリグレット会場第100回目のスペシャルショータイムを始めさせていただきます!!!」
進行役の声に合わせ、観客がヒューヒューと歓声を上げる。
「それでは本日の最初の商品です。
172cmの高身長、10頭身でIカップ、美しいくびれと、世にも珍しいレディッシュヘアを持つ美女《リリー》!
性奴隷にするもよし!凍結させて観賞用にするもよし!
1000万からスタートです!」
商品紹介が終わり、貴族たちは自分の番号札をあげ次々と額を叫ぶ。
「2000万!」
「2500万!」
「5000万!」
「5100万!」
美しいこの女を我が性奴隷にしようと、何人もの男が札をあげる。
「じゃ、1億〜!」
ガンガン!
進行役が小槌を叩いたことによりあたりが静まった。
「1億より高値を提示する方はいらっしゃいますでしょうか?……………、いないようですね。では、68番のクライトマン皇帝、おめでとうございます。終了後、商品のお引き取りを致しますのでよろしくお願いいたします。
では次の商品です!」
美女《リリー》を落札したのは
《エルヴィド=クライトマン》
ペリグレットの隣国【ティエンヌ】の皇帝だった。
そうして次々と商品が落とされてゆき、残るは最後1品となった。
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