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アルベールは部屋を出て、扉に背を預けて息を吐いた。
シエルは奴隷だ。
他の奴隷と一緒の扱いをしなくては、他の兵や使用人に示しがつかない。
ただでさえ、アルベールが自分専用の性奴隷を作ったことに、そしてその奴隷を隔離しているということで噂が立っているのにこれ以上シエルに入れ込むのは駄目だと自分で分かっている。
「アルベール様、ご夕食の準備が整いました。」
「あぁ。今行く」
使用人が俺の前で直角にお辞儀をし、用件を伝えてダイニングルームの方へ戻っていった。
ヴィクトリア家では昔から決まった家系から使用人を雇っており、アルベールが両親を殺してからも使用人を雇うのは続けていた。
ヒューマンオークションによる奴隷制度が出来てからも、働ける奴隷は買っているが数は少なく、地下牢や汚物の掃除などだけ奴隷にやらせているが、アルベールの身の回りのことは全て使用人が行なっていた。
この城にいる奴隷のほとんどは性奴隷で、兵や使用人にはその奴隷たちを好きに扱う許可を与えている。
兵や使用人の欲求を満たすのもまた主人の仕事だとアルベールは考えていた。
アルベールは食事を終えて書斎へ向かおうと足を進めた。
しかし無意識に到着していたのはシエルを隔離している部屋の前で、アルベールは自嘲しながらその扉を開けた。
先ほど抱き潰したばかりで、まだぐっすりと深い眠りに就いているシエルの体を、アルベールは温かいタオルで拭いてやった。
擽ったそうに身じろぎするシエルの体を抑えつけ、アルベールは自身の細く長い指をシエルのアナルにそっと挿れた。
シエルの中はゆっくりとアルベールの指を引き入れるようにうねり、先ほど中に出した白濁が指に絡んでクチュクチュと音が鳴った。
寝ていても感じるのか、シエルの口からは小さくではあるが艶めかしい喘ぎ声が溢れ、シエルのペニスも少しずつ起き始めた。
思わず寝ているシエルをまた抱こうとアルベールはベッドに乗ったが、完全に枯渇した自身の精液に気づいて、ため息を吐いてベッドから降りた。
(正直こんなに体の相性がいい人間は初めてだ…)
アルベールは日に日に心の奥底から漏れ出してくる『愛しい』という感情を押さえつけながら部屋を後にした。
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