アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
.
-
アルベールは眠りについたシエルを横抱きにして、奴隷が収容されている地下室よりもさらに地下深くにある地下牢へ向かった。
そこには戦争で捉えた他国の王や大臣、貴族などのかなり多くの上流貴族が収容されていた。
ここにいる者達は水分だけは与えられているが、食事の類は一切与えられておらず生き地獄のような生活を強いられている。
餓死する者が増えていく中、ある日アルベールは牢内に武器を与えた。
するとどうだ、生き永らえたいがために共に収容されている人間を殺して生身の人間を食べる者が多く現れ、この牢内には人間というよりは化け物と言った方が正しいような者だけが生き残っている。
アルベールがシエルを連れて地下牢へ足を踏み入れると、人間達は目を光らせて檻をガンガンと揺らして息を荒げ始めた。
ここ3ヶ月ほど足を運んでいなかったせいか、フロア一帯が死んだ人間の腐乱臭や、血や排泄物の匂いが充満していてアルベールは顔を顰めた。
檻に囲まれた地下牢の中央にある、石で出来た拷問台にシエルを乗せて四肢を完全に固定した。
「ヴィクトリア!!その人間をこっちに寄越しやがれ!」
「えれぇ綺麗な男だな。グッチャグチャに犯してから美味しく食ってやるよ…、ヒヒッ」
「ここに連れてきたってことはそいつも俺たちと一緒でいつ死んでもいい人間なんだろう?早く檻に入れろよぉ!」
ケラケラと笑いながら彼方此方の檻からシエルを求める男達の汚らわしい声がする。
シエルを求める、というよりは生きるための食物を求める、というのが正しいのか。
「相変わらずここは虫唾が走るな。」
アルベールはゴミを見るような目で人間達を睨み、悪態をついた。
ちょうどそのとき階段から地下牢へと続く扉が開き、大きな袋を担いだ男の奴隷が入ってきた。
「ご主人様、頼まれていた物を持ってまいりました。」
「あぁ。お前は自分の檻に戻れ。」
奴隷は頭を下げてから、シャラシャラと鎖を鳴らしながらまた自分の檻へ向かって階段を上がっていった。
「これをやる。」
アルベールが袋を檻の中に投げ入れると、男達はその袋に群がって中身を取り出した。
「あぁん?なんだ、死体か?」
「あぁ。つい最近の死体だ。腹が減ったんだろう?くれてやるよ。」
アルベールはシエルをここに連れて来る際に、奴隷に死体を持って来いと頼んでおいたのだ。
まぁシエルがいない間に無心に暴れて犠牲になった自国の兵士の死体なのだが…。
しかし、男達はせっかく与えられた食物に納得せずに、檻へ手をかけてアルベールに食ってかかった。
「ヴィクトリア、てめぇ俺たちをコケにすんのも大概にしろよ?!その男を寄越せ!!」
「てめぇら、何か勘違いしてないか?」
「あぁ?!!」
大声をあげる男に向かってアルベールはダーツの矢を投げるように短刀を投げると、ストンっと男の額に短刀が刺さって、男は白目を剥いて倒れた。
「おまえらを生かすも殺すも俺の自由なんだよ。こいつはおまえらの餌にやる気はない。」
アルベールに刃向かうと殺されると察したのか、騒ついていた牢内は一気に静寂に包まれた。
そしてクスクスと楽しそうに笑ったアルベールは、シエルの口内にピンク色の液体を流し入れ、アナルに大きめのバイブを埋めた。
「餌にはやらねぇけど、オカズにならくれてやる。溜まりまくった性欲を吐き出させてやるよ。」
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
78 / 280