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4-6 予想外
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番を持たないΩが、αに関係を強要する発情フェロモン。
抑制剤がなければ、番を成立させるか気が狂いそうになる一週間前後の発情期間をΩは耐え抜くしかない。
この半年でたった一度。
しかも即効性の抑制剤が効くまでの、僅か数分しか経験していなかったあの時間。
それを越えて、更に高まりをみせる剥き出しの欲望に免疫のない俺は抗う術を知らなかった。
無意識に瞳から流れ落ちる涙と。
グズグズに蕩けて濡れる下半身。
自分の身体が組み替えられていくこの瞬間を、菊川に見られている状況にまで興奮して息が上がる。
既に俺の性器はガチガチに固く膨張し、触れてもないのに下着とズボンにまで染みが出来。
視線が合っただけなのに、αを受け入れる穴は勝手に収縮を始めて蜜がトロトロ漏れていた。
「ご、めん、桜宮。
俺、こんな、ハズじゃ・・・」
菊川は、意識が飛びそうになってるクセに、律儀に謝ってくる。
笑えてくる。
本当に、バカなやつ。
迫っていた俺に、謝るなよ。
「も、イイから、早くっ」
菊川の顔には、まだ迷いが混じってる。
手を伸ばし、近づこうと足を上げたはずなのに。
力が入らない足はもつれ、前のめりに倒れてしまう。
受け身を取ることも出来ずに、崩れる身体。
絨毯が敷かれた床より先に、菊川の両腕に抱き止められていた。
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