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4-27 予想外
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ゾクゾクッ
クプッと最後に軽い音がして、流れていた量が収まりホッと息をついたとき。
背筋を走る痺れに、身が強張る。
え、まさか・・・・・
恐々菊川が寝ているはずの場所を見て、予想通りの状況に逃げたくなる。
菊川のタレ目はバッチリ開眼。
口を押さえて顔を真っ赤に染め、目は俺に、俺の尻に釘付け。
「さ、桜宮っ、あの、俺」
慌て過ぎて片言だけど、正気には戻ったらしい。
ゾクゾクしたから、またコイツが発情したのかと一瞬身構えてしまった。
視線に過敏に反応しただけか。
菊川が上半身を起こした弾みでスプリングが軋む。
乱れた髪をかきあげ、視線を泳がす姿は朝日を浴びてキラキラ輝く。
均整のとれた身体も、αの遺伝子も。
俺が欲しくて仕方がなかったもの。
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