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5-8 都市伝説 side 倭人
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「病院行く前に、ひとつ急ぎの話があるの。
これは、仕事にも家族にも関係するわ。
広報から至急でつつかれてたけど、本人の意志も確認したくて保留になってたのよ」
珍しく黙ったままだった姉貴が手を挙げて、桜宮に近づく。
手には白封筒が二通。
どちらも役所の印刷が入っていた。
姉貴が近づくだけで、桜宮が緊張し、更に頬を染めてるのが見えた・・・なんで?
俺の番なのにっ
俺のフェロモンがざわめき出す。
「わかったから、落ち着け、倭人っ
そんなに心配なら、桜宮さんの横に行け」
「何?
近づくαを全部叩き潰すつもりなの?
私が可愛い倭人の番を取るわけ無いでしょう?」
父さんと姉貴に呆れられたし、頭では分かってるけど・・・・・自分でもまだコントロール出来ない。
情けない。
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