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僕、立花 美珠(たちばな みこと)は今、とても大きな門の前にいます。
なんでこんなとこにいるのかというと...
一週間ほど前...
お母さん
「みーちゃーん!
お父さん、海外に3年間出張になっちゃったから、お母さんもついていくねー!
みーちゃんは、ここの全寮制の学校に編入してもらいたいの!」
あ、みーちゃんは僕のあだ名ね!
小さい頃からずっとそーなの
お母さんは女の子が良かったみたいで、名前に美しいっていれてたみたいで...
僕は、この名前あまり好きじゃないんだけどね(笑)
って、そーじゃなくて...
僕
「なんで僕は行かないの?
それに今から編入って...
しかもこの高校、頭のすごくいい難関校じゃん!
編入試験なんて絶対難しいよ!」
お父さん
「美珠、それなんだがあっちは治安も悪くて勉強がしっかり出来るような場所じゃないんだ
だから、お前はこっちでしっかり勉強しておいで
週に一度手紙を送るから、ね?
てか、テストはもう終わってるぞ?」
僕
「え!?
いつしたの!?
した記憶ないよ!?」
お父さん
「一昨日くらいにリビングで筆記用具だけ持ってきてこれやってって言ったのあっただろ?
あれだよ」
僕
「え!?
あれテストだったの?
...でも、そんな難しくなかったよ?」
お母さん
「まぁ、それはそうと編入は一週間後よ!
荷物は先に寮に運び込んでもらうから、まとめていつでも運べるようにしておいてちょうだい?
使わないものはここに置いといて良いわよ
しばらく誰も住まなくなるけど、またここに住むんだもの」
僕
「うん、わかった!」
とまぁ、これが一週間前の会話...
そして今は桜縵(おうばん)学園の校門の前に立っています。
...誰も来ないよ?
...あ!インターホンだ!
ピンポーン
「はい、あ!
今門を開けますね!
あと、迎えが向かっているので少々お待ちください!」
「ありがとうございます。
わかりました。」
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