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「ん…っ、ふ…ぁ」
舌を絡め取られて、何度も角度を変えてキスをされる。
混じり合った唾液は、もうどちらのものかわからないくらい。
男同士とか、全然気にならない。
俺、この人が好きだ。
「くろ…せ…んっ」
「あ、ごめん」
「は…っ、大丈夫…」
息するタイミングを失って酸欠になるとこだった。
でもなんで、黒瀬さん俺にキスなんか…?
「俺、弥月くんのこと好きみたい」
「俺も…黒瀬さんのこと、好きみたい…です」
「ほんと??…嬉しいな」
「俺も、嬉しいです」
好き。
好きみたいって言われたけど。
その言葉だけで嬉しくて仕方なかった。
今まで好きって言われてこんなに嬉しかったこと、なかった。
つまらない人生が、変わっていく予感がした。
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