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幼馴染の思い
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『弥月?どうした?』
「仕事中…?」
『うん、仕事中だけど』
仕事中なら出るなって言ってたのに。
ほんとに出てくれるなんて思わなかった。
『弥月』
優しい声で名前を呼ばれれば、怖かった思いがすっと薄れていく。
「玲…っ」
『今どこ、すぐ行くから』
会いたいなんてわがままだ。
向こうは社会人で働いてて、自分勝手に動ける身分じゃないのに。
それをわかってても、どうしても会いたかった。
「学校…っ」
『待ってて』
自分がこんなにワガママだなんて思わなかった。
光に触られたところが熱を持つ。
それは嬉しいとか良い意味じゃなくて、触られた感覚がいつまでも残っている。
光を、そんな風に見たことなかった。
思ったこともなかった。
どうしたらいいかわからなくなった俺は、無意識に玲を頼ってた。
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