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ベッドへ押し倒された状態で、圭吾は幸樹をうっとりと見上げた。ふー、ふーと肩で荒い息をついている彼が可愛く思える。ショートカットの黒髪は室内灯を受けて艶やかに輝き、影が少々落ちる顔は赤みを帯びている。常に口角の上がった唇。強引な性格とは裏腹に優しい表情だ。ただ、それはこちらに対してだけであり、他者へは偉そうな態度をとるもので、その対応の違いに優越感を覚える。交際して約五年が経つけれど、彼の彫りが深く整った顔に飽きることはなかった。いつ見ても新鮮だ。
「これ、欲しいか?」幸樹の肉杭が、下腹部にぺちんと当たる。
「欲しい……もう、中が疼いて仕方がないから、早く……」
両足を大きく開くと、圭吾は自らの肉丘を両手で割り、少しだけ腰を浮かせた。後孔のひくつきを覚え、身体の芯から羞恥が火を噴くけれど、そんなことには構っていられないくらいに幸樹を早く味わいたいと願う。彼の愛を肌で、身体の奥の奥、自分では触れられないところで感じたいのだ。
「欲しいなら、キスを」緩んだ笑みを浮かべ、幸樹はまぶたを閉じて自らの唇を指差した。
すぐに圭吾はそこへ齧りつくようなキスをする。彼の首に腕を回し、尖らせた舌先で唇を何度かノックすると、舌がにゅるりと絡んできた。柔らかく生温かな口腔を貪り、送られてくる唾液を喜んで飲んだ。ああ、美味しい……天井を知らぬかのようますます昂ぶる興奮。
濃厚なキスを交わしていると、ベッドサイドに置いていたローションを幸樹が手に取った。ポンプ押し出し式であるローションの容器は後孔に直接注入が可能な作りだ。中身が少し零れ、濡れたノズル部分を、後ろ孔にゆっくり挿入される。
「っ、んんんっ!」圭吾の首筋に鳥肌が弱く立つ。
ローションを注がれる間もキスは止まない。ノズルが後孔から抜けると、ローションを零してしまうような感覚がして、圭吾はそこをきゅっと締める。
「ほら、解して? いやらしくて可愛い姿を俺に見せてくれ」幸樹の唇は深いキスの余韻を残すよう、唾液でてらてら濡れている。
「いつも見てるのに」圭吾は唇を尖らせた。「もう見慣れてるだろ」
「見慣れはしないさ。ほら、早く」
幸樹の手に助けられ、圭吾は四つん這いとなると、枕に肩を埋めて身体の下から後孔に触れた。肉丘を幸樹の目前に突き出す格好は、何度やっても恥ずかしさが込みあがる。
肉丘に息がかかった。両手で肉を押し広げられる。
「すごく、そそる色だ……。早く挿れたい」
恥じらいを誘うような台詞に、後孔をきゅっと窄める。
「言わないでっ……恥ずかしくてたまらないのに」
「そこが可愛いんだよ」肉丘に落ちるキス。スキンを装着するような音。
期待はぐいぐい高まる。ああ、と息を弾ませながら、圭吾は自らの後孔へ指を一本挿入した。くの字に曲げて、肉襞をくちゃくちゃに掻き回してから指の本数を増やす。何度も幸樹の肉杭を受け入れているせいか、そこはすみやかに解れた。
「指を抜き挿ししているから、中の色がちらちら見えるよ……俺のこれが」肉杭で肉丘を撫でられる。「おまえのそこを、官能的な色に変えたんだな」
幸樹の硬さを受け、身体がたまらなく熱くなった。自らの肉杭から滴った潤みで、シーツに濃いシミができている。
「幸樹、もう我慢できない。欲しい……っ、幸樹のそれで、俺の中をぐちゃぐちゃにして」
「それって?」幸樹の声は意地の悪い響きだ。「指のことか? ああ、舐めてほしいのかな」
「っ、そうじゃあなくてっ、ああ……おまえのペニス。ペニスが欲しい!」
「ペニス? そんな言い方をするのは、まだ余裕があるということか」肉杭が、肉丘を再び撫でてくる。
「お、おちんちんっ……」圭吾の瞳に羞恥の涙が溜まった。「幸樹のおちんちんで俺の中を擦って、っ、奥まで突いて、ああっ、いっぱい、くちゅくちゅして……っ!!」
圭吾がそう叫んだ途端、肉杭が奥まで容赦なく挿ってきた。
「っあああっ!!」
突然の衝撃に、枕へ埋めていた肩が跳ねる。目の前で火花が散ったような鋭い感覚。半開きの唇から唾液が滴る。
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