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捕食者
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「あ、・・・・・・と。あはは・・・・。お、おじゃましました・・・」
「まてまてまて」
笑って誤魔化して浴室から出ようとしたけど勿論そんなこと出来なくて・・ちょっと、ちょっとだけ。俺らって付き合ってんのかな、付き合うって何するんだろ。恋人同士が泊まってすることって何だろ。・・そんな風に考えて・・ふと思いついたことをやってみようかなって思っただけ、本当に軽い気持ちで、あわよくば雨宮の驚く顔が見てみたかっただけ。
・・・・・・それがこんな場面で遭遇するなんて思ってなかった。
改めて目の前をよく見ると、壁についた左手。引き締まった尻、長い足・・振り返った横顔は髪が顔に張り付いていて・・エロい。エロいよお前。・・・・・それに雨宮の背中が。背中ひろ!!背筋はんぱない・・こいついっつも制服の下にこんな凶器もってたの。・・・・俺、初めてコイツの裸みたかも。
「・・そんな見ないで。ごめん、とは思ってる」
「え?・・あ、いや・・いいけど・・いいのか?・・よく分かんないけど」
雨宮がこっちに振り返る。視界に入る・・雨宮のブツは、でかい。ていうかフルで勃っちゃってっから分かんないけど、それにしても王子フェイスの下にコレは・・貫禄が。これ、これ。俺の中に、これ。入る・・・のか・・・。・・・・・・・・・。
「・・・・あ、ほら、続き・・ヤッテクダサイ・・」
変な想像が出来てしまった。顔が、赤くなる前に退出したい。恥ずかしい、これ。
「だから待てって・・・・。ねえ、晴間も俺とバスケして汗かいてんじゃないの」
近寄るな、そんな色気むんむんの状態でこっちに来ないでくれ。・・色気にあてられてしまう
「・・一緒に入っちゃおうよこのまま。」
俺の服にかかる長い指。・・もう脱出することは不可能だ。目の前にいるのがいつもの大きな犬ではなく狼のような、肉食獣であるような錯覚を起こす。・・・・捕食されそう。食べられちゃうのかな、ぺろっと。じわじわと、追い詰めて・・弱らせてから、捕食するのだろうか。狼のように。
・・・・それも悪くないかなって思えて、そっと目を閉じた。
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