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** 優斗Side ① **(+説明)
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「………」
雪乃が去って直ぐのこと…
(はぁ?!あいつらの弟だぁ?!)
優斗の心は荒れ放題だった。
何せ、黒歴史とも言える…高校時代の悪友の3人のうちの2人が、雪乃の血縁者だったと分かったからだ。
優斗は勿論の事、雪乃の兄である双子(景雪と雪諒)もまた、彩雅が母校であった。
それにあと一人を加えて、“彩雅の四天王”――何とも言えない、ネーミングセンスだが――と呼ばれる程に有名だったのだ。
(もちろん、悪い意味で…。)
もう10年くらい前の事なので、覚えている者はいないと思っていたのだが…
(あいつらに弟がいたとは…)
※雪虎の事は、もちろん知っているが、すっかり忘れている。
今でこそ、大人になった(と思われる)悪友3人と俺。
俺は教師としてこの学園にいるし、もう1人もまた違う高校で教師をしている。
そして景雪は“真白”の家を継いでいる。
雪諒に至っては…普通の職業ではないものの、ホストとして夜の業界において知らない者の方が珍しい程までに名を馳せている。
別々の道を歩み始め、たまに酒を呑む程度と、会う機会が格段に減っていたのだが…
(ここで、新しく(?)繋がりが出来るとは…)
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